昨年度、経営者団体の会合で、毎月司会を務めることになりました。初めての会合の日、自分の司会がとてつもなく下手くそでショックを受けました。次の会合までに何とかしなくてはと、色々調べた結果、「ファシリテーション」という技術が有ることを知りました。さっそく本を購入し、読破して、毎月の会合で実践しました。おかげで、昨年度が終わる頃には、お世辞かもしれませんが褒めてくれる人が出てくる程度に上達しました。
苦手なことは、「基本を学んで場数をこなすのが一番」と思っています。何度もやっているうちに脳の中にそのための回路ができるんだろうと思います。
そして今、すごく苦手で克服しようとしているのが「話す」ことです。
討論などで質問を振られた時にしどろもどろになることがあるんです。
今回も、話し下手を克服しようと、スピーチ関連のベストセラー本を購入し読破しました。幸いなことに今年度も経営者団体の会合で、終わりに締めの挨拶をする機会があるので、そこで実践できます。
しかし…。
司会とは違い、半年を過ぎた今でも思ったように上達していません。
考えてみればセミナー講師はできるので人前で話すことが苦手というわけではありません。
ちゃんと話せる時と、そうでない時があり、ダメな時は、話があっちに行ったりこっちに行ったりで、聞いている人を混乱させるようです。
10年ほど前、ある会議に参加した時などは、司会の方から、
「中国製のスカッドミサイル」
というあだ名を頂戴しました。
「話がどこに飛んでいくか分からないから」
だそうです(汗) その頃から比べれば中国のミサイルはものすごく進歩してるんでしょうが、私がしどろもどろになるのは、ほとんど進歩していません。
場数が足りていないのかもしれないので、もっと増やしてみようと思いました。思いついたのは、毎日の朝礼後、スピーチの練習をすること。予告なしにお題を出してもらい、即興で1分間スピーチの練習をすることにしました。
自分がよく知っていることはまぁまぁ話せるのですが、何の意見も無いようなことや、よく知らないことをお題に出されると、「イラッ」とするのに気付きました。
もしかしたら、話すのが苦手なのではなくて、短時間に頭の中で何かをまとめるのが苦手なのかもしれません。たしかに、話がとっちらかるのは、話し始める瞬間に準備がなくて、話している間に色々思い出したり、思いついたりする場合です。
ということは、話すことではなく、考えをまとめる方法を調べた方が良さそうです。
文章を書きながら考えをまとめるのはむしろ得意ですので、「短時間に整理しながら話す」というところがポイントのようです。
少し光が見えてきたので、少しは上達できる…かも?
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